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執筆者の写真Nakamura Mineo

新型コロナで見えた、基礎疾患の治療の目的と欠点

更新日:2020年5月28日

今回、新型コロナ(COVID19)のリスクが高い人に、基礎疾患を持っている人となっています。


基本に戻って考えてみましょう。

基礎疾患、その中には、糖尿病、高血圧、心臓病、呼吸器疾患などがあります。


その治療をしている意味、目的はなんだったのでしょうか?


薬を飲むことでしょうか?


今回の新型コロナで基礎疾患を持っている人がリスクで重篤化しやすいとの報道。


1.基礎疾患を持っている人の中で、治療をしっかりしていない人が重篤化しやすいのか?


2.基礎疾患を持っている人で、ちゃんと治療をしていも重篤化しやすいのか?


3.ちゃんと治療していて検査数値が安定しているのに何故重篤化しやすいのか?


4.そもそも、基礎疾患を持っている人の治療の意味と目的は?


5.であれば、治療の目的に合致した治療をすべきでは?


実際に糖尿病の方には

この薬をきちんと飲まないと、糖尿病性の網膜症になって失明しますよ。糖尿病性の腎臓疾患になって透析をすることになりますよ。感染症を起こしてしまいますよ


高血圧の人には

ちゃんと治療しないと、脳梗塞や心臓疾患をおこしますよ

と言われます。


検査数値を合わせることが治療の目的なのでしょうか?

でも、きちんと血糖値、HbA1C、血圧が基準値の範囲で治療していても、結果、それらのリスクは起こります。ただ、早いか遅いかだけです。検査数値合わせでは疾患の根本的な治療には、なっていません。


今回の新型コロナで炙り出された部分です。


例えば糖尿病の方は、基本的に感染症になりやすく、治療をまじめに受けていても同じリスクになっています。血糖値やHbA1cの数値では見えない本来の糖尿病の病態があって、そこまで治療しているかです。(投資型の医療を受けていないからです

例えば、血管や免疫細胞、目や腎臓、心臓などの臓器は基本的に蛋白質で作られています。その蛋白質の糖化・慢性炎症・酸化が糖尿病の基本的な病気ととらえることも可能です。





今後、Withコロナで色々な医療や予防医学がでてきますが、その疾患の基本病能を理解し、それに向けて投資型の治療やライフスタイルが出来るかにかかっています。

北海道の医療機関として唯一の糖化測定器(AGE測定)があります。


特にウィルスや細菌などの感染症に対するワクチンや薬の開発も行われますが、それが出てくるまで大丈夫なのでしょうか?

 ワクチンはノンレスポンダーと言いましてワクチン接種をしても抗体ができない人がいます。また、ワクチンには副作用もある一定の割合で起きます。それが本来の感染症で起きたリスクを上回ることが無いように時間をかけて安全性の確認をします。


また、アビガンなどの新薬も魔法の薬ではありません。

 例えばインフルエンザの場合、タミフルやゾフルーザが出ましたが、発売当初、夢の薬みたいな取り扱われ方をしました。結果、あまり効果が期待できない状況で、インフルエンザによる死亡をゼロにすることはもちろんできませんですし、未だにインフルエンザでの死亡者数は世界規模で見てもすごいものです。


つまり、医療は消費型から投資型になっていきますし、自分の意識改革でいち早く恩恵を受けることも可能な環境です。

 病気になったら病院に行って薬をもらえば良いという医療原始人からの脱却です。


治療から予防が今後の注目され重要視される理由です。


<お問い合わせ先>

札幌市白石区南郷通7丁目北5-1

有限会社 中村薬局

認定薬剤師/臨床薬剤師 中村峰夫


食に気を付けている方に

カジュアルオーガニックのお店(札幌市中央区南18西16-2-20)

☆マカリイズマーケット☆


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