特徴 直径約5.5mmの小さな粒で飲みやすい 機能性色素を有効成分とする医薬品です。錠剤ルミン®A-50γには、アレルギー性疾患、一般虚弱体質、倦怠といった10の効能・効果があります。錠剤ルミン®A-100γには、急性・慢性湿疹、末梢神経性疾患、一般創傷といった7つの効能・効果があります。1日1回1錠の服用から始めて効果があらわれない場合には、1回2錠を服用して下さい。抗ヒスタミン成分は含まれていないので、眠気が起こりにくく、口も渇きにくいお薬です。3歳のお子様から服用ができます。 ※3歳未満の乳幼児には、のどにつまる恐れがありますので、服用させないでください。
ルミン®Aの有効成分である「クリプトシアニンO.A.コンプレックス」には、クリプトシアニンO.A.1、O.A.2、O.A.3の3種類の成分が含まれています。その中で主成分となるのが「クリプトシアニンO.A.1」です。 「クリプトシアニンO.A.1」は、株式会社日本感光色素研究所のN(日本)K(感光色素)のアルファベットを用いた社内コードとして「NK-4」といった名称もあり、PubChem等の主要な化学品データベースにも収載されています。
ルミン®Aの有効成分である「クリプトシアニンO.A.コンプレックス」は、もともとは、写真の増感用に合成された「感光色素」の一種でした。 「感光色素」の研究は、写真技術の発達とともに19世紀末頃より、ドイツを中心に盛んになりました。その後、生体材料への染色性の探求から、抗菌剤として働く作用や寄生虫に対する殺作用も発見され、医学的研究も進められるようになりました。 日本でも1920年(大正9年)頃、財団法人理化学研究所の尾形輝太郎博士を中心に、感光色素合成に関する研究が盛んとなり、1924年(大正13年)には、「クリプトシアニンO.A.1、O.A.2、O.A.3」というルミン®Aの有効成分「クリプトシアニンO.A.コンプレックス」と同様の構造を持つ、「感光色素」が合成されました。 1930年代(昭和5年~)に入ると、満州医科大学の波多野輔久博士により、これら「感光色素(クリプトシアニンO.A.1、2、3)」の医学応用への研究が始まり、その中で創傷治癒(一般的には傷を治す)に対する効果が発見されたことから、1940年代(昭和15年~)には、さまざまな臨床研究が実施されました。 戦後の1947年(昭和22年)に、GHQの指令により、財団法人理化学研究所が解体され、それを機に尾形研究室の成果を継承し、株式会社日本感光色素研究所(後に、株式会社林原に統合される)が設立されました。 1951年(昭和26年)に、この株式会社日本感光色素研究所から、「クリプトシアニンO.A.コンプレックス」を有効成分とする医薬品「錠剤ルミン®A」が発売されました。
飲み方・副作用についても解説
飲み方
1日1回1錠を空腹時に白湯又は冷水で服用して下さい。効果があらわれない場合には、1回2錠を服用して下さい。成分本品1錠中 クリプトシアニン0.A.コンプレックス100μgを含有しています。 添加物としてアラビアゴム、タルク、炭酸水素ナトリウムを含有しています。
使用上の注意点次のような人は医師、薬剤師などに相談してください。 (1)妊婦又は妊娠していると思われる方。 (2)医師の治療を受けている方。小児の使用に関して以下のような注意喚起がされています。 ・幼児または小児に服用させる場合は、薬剤がのどにつまらないよう、保護者の指導監督の下に服用させて下さい。 ・3歳未満の乳幼児には、のどにつまる恐れがありますので服用させないで下さい。おわりに 副作用
ルミンAは第3類医薬品です。健康上のリスクが低く、服用することで体調に影響があったとしても日常生活に支障を来すには至らないレベルの薬です。 副作用はほとんど起こりませんが、万が一次のような症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師店薬剤師などに相談してください。
皮膚:創傷の分泌増加 消化器:食欲不振 その他:発熱
効能・効果
急性化膿性疾患、末梢神経性疾患、急性・慢性湿疹、一般創傷、熱傷、凍傷、汗疱性白癬 用法・用量 1日1回1錠を空腹時に白湯又は冷水で服用して下さい。 効果があらわれない場合には、1回2錠を服用して下さい。
<お問い合わせ先>
札幌市白石区南郷通7丁目北5-1
有限会社 中村薬局
認定薬剤師/臨床薬剤師 中村峰夫
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