6大栄養素
*糖質
*蛋白質
*脂質
*ビタミン
*ミネラル
*食物繊維
3大栄養素の場合は緑色の、糖質、蛋白質、脂質になります。
この時に重要な要件が、糖質・蛋白質は4kcal/g、脂質は9kcal/g
通常の食事のエネルギー比率は、糖質:蛋白質:脂質=60%:15%:25% になっています。
病院で良く補液(糖質)だけで生命を維持させることは出来ません。
糖質だけのエネルギー補給では無理な理由
マラスムス(Protein Energy Malnutrition):糖質・蛋白質・脂質が全般的に欠乏
クワシオルコル(Protein Malnutrition):蛋白質だけの欠乏。エネルギーは足りている。腹水が
*糖質だけの輸液では、クワシオルコルが防げない。
Gambleの報告:飢餓状態で体蛋白(筋肉)が6日で約400g(70g/日X6日)が喪失します。
筋肉量で約2kgに相当します。つまり1週間の絶食で筋肉が2㌔減る。
寝たきりで栄養状態が悪いと直ぐに筋肉が減り、立てなくなります。
この時、糖質(ブドウ糖)を100g/日、投与しますと筋肉の喪失は半減します。
ところが、この糖質を倍量の200g/日にしても筋肉の崩壊に差が出ません。
糖質を増やしても筋肉の損傷は防げないと言う事です。
NPC(Non Protein Calorie) /N (Nitrogen) 比
(糖質kcal+脂質kcal)÷窒素量(g) アミノ酸が有効利用できる計算式です。
最適値として、静脈栄養では150~200、経腸栄養は120~150が目安になっています。
窒素量は、アミノ酸量の16%なので、50gのアミノ酸で8gの窒素量になります。
静脈栄養で窒素8gを有効利用するには、1200kcalの糖質と脂質で必要になります。(最適値150)
蛋白質を有効利用するには、蛋白質だけは駄目で、糖質と脂質のエネルギーも必要になります。
ビタミン不足
ビタミンB1:ウエルニッケ脳症、神経症、心拡大、乳酸アシドーシスなど
ビタミンC :貧血、壊血病、骨形成不全、創傷治癒遅延など
ビタミンA :夜盲症、眼球乾燥、角膜軟化、皮膚炎、生殖機能低下など
食物繊維
点滴では投与できません。
経口で食べるしかありません。腸内で短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)などの有機酸を生成
つまり、病院での治療、特に入院や在宅で食事療法がとても重要になっていきます。
早く治る、再発防止なども含めて最適な栄養療法をお薦めしております。
経口で食べる事が一番良い事ですが
しかし、薬の副作用で食欲不振になる事があります。
ジギタリス、テオフィリン製剤、抗うつ薬、解熱鎮痛剤、ビタミンD剤、鉄剤、H2ブロッカー、抗菌薬の服用でもあります。
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