漢方薬のイメージに、「良薬、口に苦し」と言う言葉がありますが本当でしょうか?
この言葉の元になりましたのが、孔子の論語で
「良薬は口に苦くして病に利あり。忠言は耳に逆らいて行いに利あり」
この文章の最後の部分を言いたくって、この冒頭の部分が出来たのだと思います。
実は、これは間違っているのではと言われています。
漢方の診断、治療の時に、「証」(しょう)と言いまして漢方的な分類方法を用います。その一つに、「味証」(みしょう)があります。
例えば、暑い夏に仕事をして汗を沢山かいた後は、普通ですとしょっぱい塩味が美味しく感じますし、乳幼児が発熱をして苦いお薬を美味しそうに飲む事があります。
これは、その時にあった栄養素や成分を美味しく感じる為とも言われています。
同じ様に野生の動物が、毒かもしれない食べられる草等をどの様に見分けているのかと言いますと、本能(匂いと味と6感)で守っています。
私も以前から、漢方薬を味見していただき、その匂いと味を確認し、その数分後に起きます身体の反応を診てお薬を提案しております。